葬送のフリーレン 第1話 ネタバレ・考察│勇者一行の50年後のストーリー

2020年8月より週刊少年サンデー(小学館)で連載されている「葬送のフリーレン」

この物語は、魔王を倒した勇者一行のその後の話。

 

今までの物語であれば、これから勇者が魔王を倒しに旅に出るというのが一般的。

だが、葬送のフリーレンは勇者達のその後の生き様を描いた、”アフターファンタジー”である。

 

葬送のフリーレン 第1話 あらすじ・ネタバレ

 

舞台は勇者が魔王を倒し平和な日々が訪れた世界。

4人の勇者が魔王を倒し、馬車に乗って母国に帰ってきたところから物語は始まる。

葬送のフリーレン 第1話 山田鐘人・アベツカサ先生(小学館)アフターストーリーの始まり
葬送のフリーレン 第1話 山田鐘人・アベツカサ先生(小学館)アフターストーリーの始まり

 

王様が勇者たちを讃え、自分たちの彫刻を作ってもらえることに対し、

”自分のイケメンさを忠実に再現できるのか”心配な、自称イケメンの勇者ヒンメル。

”旅立ちのときに銅貨10枚しかもらえなかった”ことを根に持つ、冷静沈着な魔法使いのフリーレン。

”タダ酒を飲めるからなんでも良いじゃない”と、楽観的でお酒好きな僧侶のハイター。

多くは語らないが居なくてはならない存在、髭が特徴的な戦士のアイゼン。

 

4人は王国に着くと10年一緒に旅をしてきた時間を振り返り、笑い合った。

最後に50年に1度の半世紀流星(エーラ流星)を一緒に見て、「次はもっと綺麗に見える場所に案内してあげる」と、フリーレンは言った。

ヒンメルは、ふふっと笑い、もう一度半世紀流星を見ること約束をした。

その後勇者4人は皆バラバラの道に進み始めた。

〜50年という長い年月が経ち、また物語が始まる〜

50年前から魔法収集を続けていたフリーレンは、ヒンメルに預けていた『暗黒竜の角』が必要になり、50年ぶりにヒンメル達がいる王国に訪れた。

すっかり町並みが変わってしまった王国を眺めていた時に、「…フリーレン?」

後ろから声を掛けられた。

 

フリーレンはすぐに声の主が”ヒンメル”だとわかった。

後ろを振り返り、フリーレンは驚いた!

そこには50年前とすっかり変わり果てた姿の勇者ヒンメルが立っていた。

 

髪がなくなり、立派な髭を生やした老人になっていた。

 

「老いぼれてる…」

 

フリーレンから思わず出た言葉にヒンメルはショックを受けた。

 

一方、魔法使いのフリーレンは50年経っても姿はそのままである。

見た目は変化しても、中身は昔のままで2人は安心した。

ヒンメルの家に行き、フリーレンから預かっていた『暗黒竜の角』を50年越しに返した。

仲間の預かったものを50年もの間大切に保管していたのだ。

 

その後、ヒンメル達は出かける支度をし、王国の外へと繋がる門へ向かうと、随分と貫禄が出た、聖都の司教ハイターと、あまり見た目が変わらないアイゼンが立っていた。

 

皆が揃ったのは良いものの、まだ半世紀流星が見れるまでは早いと気づいたハイターは、案内役のフリーレンに尋ねた。

フリーレンはここから1週間ほどかかる場所に皆を案内しようとしていた。

3人は呆れながらもフリーレンを信じて、すっかり老いた体で歩き出した。

歩いていく中で、50年前に一緒に旅をした思い出に浸っていたら、あっという間に到着した。

「ありがとう、フリーレン。君のおかげで最後にとても楽しい冒険ができた。」

「綺麗だ」

ヒンメルは空に果てしなく広がる半世紀流星を見上げながら言った。

それを最後に、ヒンメルは後日この世を去った…。

 

国民の皆が涙を流している中、フリーレンは平然と立っていた。

フリーレンを見た国民は、「あの子ヒンメル様の仲間なんだって?」

「悲しい顔一つしないなんて、薄情だね。」とフリーレンを批判した。

 

「おやおや、私達もしていませんよ。」

すかさず、ハイターとアイゼンはフリーレンをフォローした。

 

「…だって私、この人の事何にも知らないし…」

「たった10年一緒に旅しただけだし…」

葬送のフリーレン 第1話 山田鐘人・アベツカサ先生(小学館)ヒンメルとの思い出
葬送のフリーレン 第1話 山田鐘人・アベツカサ先生(小学館)ヒンメルとの思い出

と言いながらフリーレンは大粒の涙を流した。

人間の寿命が短いことを知っていたのに、もっと仲間のこと知ろうとしなかった事を後悔した。

 

葬儀後ハイターは、最後に2人の顔をよく見せてと言った。

それは最後の別れのように感じた。

明るく振る舞うハイターにフリーレンは、

「…ハイターは死ぬのが怖くないの?」と尋ねる。

ハイターは”死後の世界はきっと贅沢三昧だ”と確信していて、怖がっている様子一つ見せず、馬車で去っていった。

残ったフリーレンとアイゼン

フリーレンは、

「私もそろそろ行くよ。」

と、アイゼンに別れを告げた。

「魔法収集の旅か」

と、問いかけるアイゼン。

「うん。それもあるけど、私はもっと人間を知ろうと思う。」

と、フリーレンは新たな決断した。

フリーレンは、”強力な前衛がいると助かるんだけど”とアイゼンに一緒に行かないか
尋ねたが、”歳でもう武器の斧は振れないから無理”と断られた。

その会話を最後に、フリーレンは歩き出す。

葬送のフリーレン 感想・考察

 

第1話を読んだ最初の感想は、今までに当てたことのないポイントにした物語で、斬新で面白いと思いましたし、ただただ主人公のフリーレンがかわいい!と思いました。

まずは、勇者4人が魔王を倒した帰りから始まることに驚きました。

普通は、これから勇者が力合わせて魔王を倒しに行くところから物語が始まりますよね?

そうじゃないんです、倒し終わっているんです。

それに勇者4人の役柄も変わっていて、魔法使いと勇者・戦士・僧侶という異色のメンバーとなっています。

自分に自惚れる勇者に対し、冷静にツッコむ現実的な魔法使い。

2人の仲介に入るが、魔法使いに「生臭坊主」と罵られてしまう僧侶との掛け合いが、とても面白いと思いました!

物語はすぐに勇者4人別れてしまいますが、勇者達が見た半世紀流星の描写はとても美しく、これからまた新たな物語の幕開けを感じさせるような描写になっていました。

勇者達が過ごした50年間は、魔法使いのフリーレン以外は描かれず、他の3人がどのような人生を送っていたのか気になりました。

少し描かれていても良いのかな?と個人的に思いました。

 

その後勇者達は再開するのですが、別れてから50年経っても、10年間一緒に冒険した仲間との雰囲気は昔のままということが伝わり、素敵な仲間だと感動しました。

その後、皆で1週間かけて半世紀流星を見に行った時に、勇者ヒンメルが言った言葉は、これが最後なんだと連想させ、それは予想的中しました。

勇者ヒンメルの死を目の当たりにしたフリーレンは、いつも通り冷静だったが、考えると10年も一緒にいたのにヒンメルのことを、何も知ろうとしていなかった自分に気づき後悔し、涙を流しました。

一緒にいるのが当たり前すぎて、そういう人のことをよく知ろうとしないことって、このマンガだけでなく皆さんにも心当たりがあるんじゃないでしょうか?

大切な人がいなくなってからでは遅いと、生きているうちに色んなことを知っておこうと、そういう風に読者に訴えかけているのかなと思いました。

最後に僧侶のハイターとのお別れを連想させるセリフがあり、次はハイターが主となったお話なのかな?と気になりました。

第1話だけですが、「葬送のフリーレン」は、人間の感情や命の儚さを魔法使いのフリーレンが、旅をしていく中で学び、成長をする物語だと感じ取れました。

普段勇者もののマンガを読まない私でも、見入ってしまうくらい分かりやすく、感動できるようなマンガになっています。

早く続きが読みたくなるよう第1話でした。

葬送のフリーレン 第一話 ネタバレ考察
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